温水箱を作った経緯1(竹で作ってみたが・・・の巻)

さて、ダンボール製の集光型ソーラークッカーを手に入れてしばらく、いろいろと試してみました。 お湯を沸かしたり、栗を茹でたり、芋を茹でたりと。 大きなダンボール箱を加工してアルミ箔を糊で貼って自作のソーラークッカーを作ったりもしました。 いろいろやってみてわかったのは、集合住宅ではどうもフル活用できない、ということです。 ベランダに直接置くと手すりの影が落ちて温度が上がらないし、台を置いて据えても通行の邪魔になる。 駐車場あたりにポンと置いておくのも何か不安ですし、車の天井に置いて使ったりもしましたが、もしそれを忘れて車を運転しだしたら大惨事です。 しかし、ネット上のとある記事に、ご年配の方が、「ベランダにペットボトルを置いていると高温になる。そういう熱を利用できる発明はないものか?」と新聞に投書していた、とありました。確かに夏のベランダは殺人的に暑くなりますし、熱源として結構なポテンシャルを持っていそうです。 そういうことで、ベランダで気軽に使えるものが作れないかなあ、と考えてみました。 そうだ、知人に竹炭を作っている方がいる。その材料は孟宗竹っぽいし、それならばペットボトルを突っ込めるくらい大きくて、そして細長い。ベランダでも邪魔にならない加熱装置になるのじゃないか、とひらめきました。 そこで、仕事用の竹を少し譲っていただき、80cmの長さに切り、片方に開口部をつくってペットボトルを差し込み、断熱材で蓋をしました。上側にも開口部を作って、ここに黒いアルミ箔を張って熱を受けることにしました。 take奥はベランダ用太陽電池 シンプルですし、竹を使っていることでオーガニック感が醸し出されてます。いい感じです。でも布団を干すスペースが結構つぶれるので家族にはぶつぶつ文句を言われるでしょう。 2008年の冬に完成し、早速500mlのペットボトルに水を入れて差込みテストしてみました。 しかし季節が冬で天候の条件が悪かったのもありますが、ほとんど水を温めることが出来ませんでした。 今考えると密閉性や受光面積の少なさがネックになっているのでしょう。 まったく役に立たないまま、そのうち竹が傷んできて粉をふくようになり、見るのも嫌になってきて、お役御免となりました。 竹は熱湯で煮るなどして処理しておかないと割れたり痛んだりする、というのは後で知ったことです。 これ、土を盛ってプランター代わりにすれば風情がいいかもしれませんね。

更新情報を受け取りたい場合はこちら!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください