エコプロダクツへの道(5)・・・ブースのデザインを考える

nerd1 (1)前回の投稿からの続きです。
エコプロダクツへの道(4)・・・各種申込み・準備を行う
http://nukumi.net/?p=1880

各種申込みを行うためには、完璧でなくともある程度のブースのデザインが描けていないといけません。
3x3mのブースについては7月の申し込み時に確定していたにせよ、これが周囲にコの字の囲いがある場所なのか、それとも角なのかで大きな違いがあります。
最初は、エコビレッジとぬくみねっとで入口1.5m、奥行き3mのスペースを別々に使うというイメージを浮かべました。でもこれはスペース的にあまりにも狭すぎます。

そのうち、説明会の少し前にブース位置についての資料が送られてきて、我々の出展場所が角の小間であることが判明しました。この時点で、壁の片面をエコビレッジ、もう片方をぬくみねっとの内容にすることを決めました。

ブースイメージをつかむ切っ掛けも無いなか、エコ・ロジックコンサルタンツ 植本さんに各種資料を持参して展示会について相談しました。
話しているうちにいくつかの案を提案してもらったり、自分で提案したりという形になりました。
・エコビレッジだから壁面にエコビレッジの竹を装飾としてあしらったらどうだろう?
・展示小間の壁は穴あけ禁止だから、木材を両面テープで壁に張り付けて、その木材に竹を固定するというやり方は出来そうだ。
・地面から竹を立てて、それを照明に利用したらどうだろうか?

takesousyoku仲良くさせていただいている、古賀市駅前の「オーガニック広場ひふみ」の壁面には、竹にRをつけて壁にあしらった、見た感じの良い装飾があります。この店舗の内装外装を準備する際には植本さんも関わっています。

ここまでせずとも竹材を壁面に張っていけば結構いい感じになるかもしれない。しかし材料が多くて持ち込みなんて出来ないのじゃないだろうか?という風にイメージと手段について思い浮かべたり、また迷走したりしていきました。

そうやって打ち合わせているところで、マニュアルを眺めていた植本さんがとても重要なことに気づきした。
「装飾には防炎品しか使えないのではないか」

確かに出展者マニュアルには、「装飾に対しては防炎処理の施されたものしか使用できない」とありました。これは完全に見落としておりました。

装飾についての厳密な定義は書かれていませんが、壁や壁紙、展示台、収納など、ブース内に固定されているものを指すと思われます。これに燃えるものが使えないならば、竹を張り付ける装飾はアウトのように思われます。また、竹の照明も装飾に入るか入らないか微妙なところです。

運営に聞いてみましたが、竹の装飾類はアウトということでした。これは展示イメージをがらっと換える必要が出てきたようです。

地元から竹材などを持っていく場合、自分の車だけでは荷積みは不可能だから、宅配便に相談しておいて、鉄のかご台車に板材や搬入品を搭載して送るという想像をしていました。
cart

そして、壁面装飾が制限されることで、「それならばブースの壁を綺麗にすることは装飾会社にお願いしよう」と考えました。壁だけ用意してもらって、あとは棚板や照明を木ネジで縫い付ければ良い、と。
boardということで装飾会社に依頼することにしました。
・元の壁面には木ネジを打てないので、防炎コンパネを壁面に張る
・重量物を支えるところには裏打ちを行う。
・展示物を壁に架ける時の重量を抑えるために側面に幅の狭い壁(帆立)を設ける
・壁と帆立に薄ベージュの壁紙を張る
・グレーのカーペットを張ってもらう
・長机2台レンタル
・設営と撤去作業

金額は、税別167,600。Oh….さらに懐が寂しくなります。
見積もりを見ても特段おかしいところはありません。相見積もりをとれば1~2万位節減できたかもしれませんが、その時間的余裕はありませんでした。
展示ってお金かかるのですねえ。出展料を払った時点で大半が終わったと思っていたのですが。
竹材を搬入しての装飾が減ったので、その分の手間と運送費用が減って良かったではないか、と自分を一生懸命慰めました。

まあ壁面側が決まったらあとは展示の目的に合わせて自分の設計を行うだけです。

wall

floor
スポットライト照明の一種と椅子はIKEAで購入してきました。灯具699円、LED電球499円ですのでコストはレンタルよりは抑えることが出来ました。テーブルは既にあるものです。
テーブル・椅子については特に防炎品というわけではないのですが、運営に確認してOKが出ました。
コーナーにはテーブルと椅子を配し、またエコビレッジ風装飾の名残ともいえる竹のポールを立てて、それに展示者名「エコ・ロジックコンサルタンツ/ ぬくみねっと」を印刷したタペストリーを架け、また上側に照明を取り付けてブース内を照らします。

※竹のポールに関連して運営に聞いたところ、間伐材などエコロジーに寄与している部材であったり、燃えるものでも使用量が少なかったりということであれば使用が認められるとの事でした。

7枚の四角い説明パネルと、1枚のより大き目の説明パネルについてはLED内照パネルを使いました。
私が以前工事した独立電源が、お客様のご都合で廃止することになり、その際に供与頂いた品です。写真を見るだけで昔を思い出して泣けてきます。
ledlightpanelDC12Vを供給すると内側から光ります。本来は今回のように展示会だったり商業施設だったりで使われるものですので、本来の使い方に戻ったともいえます。

やかんとぬくみちゃんを壁面に取り付ける方法は、とても朧気ではありますがイメージが出来ました。コストがかかるためレンタルを避け、棚板受けなどで自作します。

あとはぬくみを体験する55度ヒータを備えたやかん、ぬくみちゃんのベランダ使用を模したベランダ型の展示台、展示会場を歩いてきて疲れた人が足のこりをいやす青竹ふみコーナーなどを設計しました。

これらの設計が、実際にはどうなったのでしょうか??
少し後の記事になりますが期待して?お待ちください。

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