ぬくみと花と恵み(藤の花)

nerd1 (1)ぬくみねっとです。

さて、5月ゴールデンウィーク頃は藤の花が見ごろで、多くの方がご覧になったのではと思います。

昔は母校の隣にあるお城に藤棚があって、それを数年に1回程度見に行く程度だったですし、一匹狼のエンジニアの立場ではなかなかそういう風情を楽しむ機会もなかったのですが、ここ数年は家族と暮らすようになり、比較的近くの名所に行くこともあります。

北部九州だと、黒木町の藤はかなり本格的で見応えがありますね。見ごろの週末だと観光客の車で結構渋滞するのではと思います。

今年は、ネットで大変話題になっている北九州市の河内藤園に行く気満々だったのですが、4/29早朝に行こうとしたら「チケットが無いと入れません」という看板が立っていました。
知らなかったので慌てて近くのコンビニの券売システムで購入しようとするも売り切れ状態でした。
あまりの人気に各方面から入場者を制限せよとのお触れが来たのかもしれませんね。

諦めきれずに近くまで行きましたが駐車場に入ることを止められまして、諦めて近くの吉祥寺の藤を見に行きました。

ここはお寺が公園と合体しているような場所で、お寺と公園の両方にそこそこの規模の藤棚が作ってあります。
が、この日には紫の藤棚はほとんど花が落ちておりました。雨が降ったこともありますが、ここは標高も低く温かいので早めに藤が終わってしまったのだと思います。
家族みんなでがっかりしていたところ、

CIMG0970 (Mobile)

一角に白い藤の棚があり、ここはまさに花真っ盛りでした!これはなかなかに綺麗なもので、白い花房と、その間から透ける緑の葉がとても清々しい印象でした。
遠出した分の元手を多少は取り戻した感じです。その後皿倉山にも登り、天気も良かったので最終的には良いGWの一日となりました。

2016-05-04 16.00.20 (Mobile)

これはエコビレッジから古賀方面の山を望む方向です。
僅かに兆候はあるのですが、この写真より1週間後に左側の黄緑の新緑の左側あたりが山藤でいっぱいになりました。

桜もそうですが、藤も温かさや標高(これも気温に関わる)、そして種の違いに敏感ですね。
ゴールデンウィークに藤を見に行くならば、さっきの例をとれば、

ゴールデンウィーク前 4月中旬から:吉祥寺(紫の藤棚が沢山みれるはず)
4月中旬~ゴールデンウィーク前半:黒木町 比較的早めに咲き始めるようです
ゴールデンウィーク突入:吉祥寺(白い藤棚が本格的に咲く) 4/27~29が藤まつりということですが、紫の藤棚が終わっている可能性もあります。
ゴールデンウィーク中盤:河内藤園(標高が高いのか遅め。海外の方も多く来られているようなので、予約を早めにしておく必要あり)

あと、ゴールデンウィーク後半:エコビレッジの山藤(観賞用とは言い難いですが)

もちろん年ごとにタイミングはずれてくるでしょうが、このタイミングのずれを念頭におくべきでしょう。
標高が高くなっても、光の強度が少なくなることはありません。むしろ強度が高くなります。
しかしエコビレッジ(標高70~85M程度)では、平地との温度差、日射時間の短さ(山影による)、山に発生する霧、地表からの蒸散などで平均気温は平地より低くなるでしょうし、それが藤や桜の開花、米の出来、そして野イチゴなどの収穫タイミングにも影響しているように思われます。

次回は、エコビレッジに生育する野イチゴについて。

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