山奥の清浄な環境(手光えこびれっじ)でマコモダケを育てています。
9月半ばから10月半ばまで収穫して、通販の場合はチルドにて出荷しております。

・やさいオーナーとして事前購入可能です(3月より) 
・収穫期の通常販売は、ぬくみねっとヤフー店より。
・まとめ買いの場合はご相談ください。
・収穫体験もあります!
・菊芋・無農薬米(イセヒカリ)などと併せてセット購入も可能です (手光えこびれっじ殿 企画にて)
・福津市近郊にお住まいの方は、ぜひ一緒にマコモダケ栽培を楽しみましょう!
苗代づくり、田植え、草取り、収穫などを体験できます。

マコモダケとは

美味しいマコモダケ

マコモダケは、イネ科のマコモという植物の根本の部分が膨らんだものです。
本来その部分は成長して穂を付けるのですが、マコモダケが取れる株は「黒穂菌(くろぼきん)」というイネ科に寄生する菌類に感染しており、その影響で根本が膨らみます。肥大の速度は結構早くて、あっというまに巨大で奇妙な形に育ってしまいます。

株の根本に白いものが見えてきたらすでに収穫のタイミングです。
大きくなるとうねった奇妙な形に。まだ食べることはできます。


この部分は最初は白くて稠密なのですが、膨らむと同時に次第に黒い点々のようなものが見られるようになります。これは胞子の固まりであり、次第に筋張って最終的に裂けたマコモダケが雨に洗われ風に吹かれることで菌はばらまかれて生息域を広げるということになります。
黒い胞子はまこも墨といってお歯黒などに使われたそうです。

まこも墨の入ったマコモダケ(白い部分) この程度までは食べられます。

マコモダケの食べ方

マコモダケは味が良く、栽培が盛んな台湾では二期作や通年栽培などが行われているほど親しまれています。

食感は柔らかい筍のようで、しかもえぐみは全くなくほのかな甘みも感じられます。

油との相性は非常によく、単純に炒めて食べるだけでもとてもおいしいです。
天ぷらの具としてもとても良く、大きく切ってジューシーにしても、細く切ってかき揚げ風にしても楽しめます。

タケノコを使う料理(八宝菜などの中華やきんぴら)にはとても合いますし、サラダで食べる方も居られます。

マコモタケご飯もおいしいですよ。

切って炒めるだけで美味しいおかずに。
甘みと食感がうれしいマコモダケごはん

マコモダケの栽培法・保存法

マコモダケは株分けで増やすことが出来ます。九州北部の一例ですが、

2~3月 去年の株を掘り起こして苗代に埋め、苗の準備

4~5月 生えてきた苗を切り分けて田植え(1m間隔)

栽培中は水を切らさない 水深は稲より深め

雑草を刈り、マコモの枯れた葉っぱも出来るだけ除く

9月半ば マコモの根本が膨らみ白い部分がわずかに出てきたら収穫
(白い部分は日焼けで緑になり食味が悪くなる)

マコモダケを食害する虫(アワノメイガ)がいるので、食べられる前に収穫

10月半ばまで収穫可能 チルド(3度)で収穫から2~3週間保存可能 乾燥させないようにする

長期保存のため下茹でして冷凍することが可能だが、食感は落ちてしまう

マコモダケが生えてこない株が一定数出てくるため、その株は来年に用いないよう処分する