ぬくみねっとで提供するやかんについて
さて、ぬくみねっとにおいて標準品として使用してきました黒いほうろうやかんですが
残念ながら、メーカにて製造停止ということになりました。
慌ててクラウドファンディングのお礼分については確保しましたが、それ以降の販売出来る分がありません。
同じメーカの現行品やかんには2リットル品の黒色がありません。
ということで新しくぬくみねっと標準品候補のやかんを探しました。
帯に短し襷に長し、といった感じで、価格と使い勝手のバランスがうまくとれたものがなかなか見つかりませんでした。
以前、たまたま某北欧製家具販売大型店で見つけたステンレスやかんがありまして、そのやかんを黒色塗装(ソーラー用塗装 焼付)しておりましたが未テスト状態でした。
右のやかんです。
今のところこのやかんを候補としています。
従来品に比べてのデメリットとして一番最初に思いついたことは、持ち手が黒色のメラミン樹脂製なので、木の取っ手の時よりも熱くなる可能性もある、ということです。
人が熱さを感じるためには、その物質の温度が高いことが当然ながら重要ですが、その物質の熱伝導率の高さも関係してきます。温度が高くても熱伝導率が低ければ、人の手に熱が伝わりにくく、結果として熱さをそれほど感じません。
この熱伝導率を各種材料で比べてみると(単位は全てW/mK)
鉄:83.5
乾燥木材:約0.2
メラミン樹脂:約0.3
ということで、メラミン樹脂木材には負けますが鉄に比べるとかなり熱を伝えにくいことがわかります。
最もぬくみちゃんが高温になる時期以外ならば安全に使えるのではないでしょうか。
熱さが気になるようでしたら、アルミ箔や白いグリップテープなどを巻いてもらえば良いと思います。
また、
・蓋が小さくて外しにくい
・取っ手が上向き固定となっており水が注ぎにくい
・太陽高度が高い夏に、若干取っ手の影がやかん本体に当たり加熱能力を落とすかもしれない
というデメリットもあるのですが、メリットもいくつかあります。
・取っ手が上向き固定なので、取扱い時にぐらつかない
・ぬくみE型へやかんを入れる際に、丁度良い
・注ぎ口が大きいのでお湯を取り込みポットに注ぐ時などに従来品よりかなり扱いやすい
・蓋が外れにくいので、お湯を注ぐ時に蓋を手で押さえなくてもよさそう
・もとより注ぎ口の蓋がついている(笛吹ケトルなので注ぎ口の蓋には小さな穴も開いていますが)
・加工費含めても、コストを抑えられそう
ほうろうやかんが良い場合はAmazonなど他サイトから、以下のやかんを買うのも良いかもしれません。
加熱性能は同じくらいだと思います。
野田琺瑯 アムケトル 黒
http://www.nodahoro.com/products/3/pp/am20k.html
今回のステンレスやかんもいつまで現行品かはわかりません。ぬくみねっととしては、常により良いやかんをピックアップ・カスタマイズしてお届けできればと考えています。