第一回ソーラークッカー全国大会に参加してきました!
第一回ソーラークッカー全国大会に参加してきました!
福岡で最もソーラークッカーを愛し、啓蒙活動も行っておられる沖さんと現地でご一緒しました。
1日目 11/2は様々な活動をされている方の講演会。
貴重なお話を聞くことができました。
本格的、実用的なソーラークッカーを製造されている工房あまねの滝沢さんの話、野菜などを効率よく乾燥する、いばらき自然ネットワークによるおひさまドライヤーの開発の話、その他いろいろな団体、学校における取り組みを聞きまして、どれも興味深いものでした。
少し時間ありましたので飛び入りでぬくみちゃんをアピールさせていただきました!多くの質問、意見もいただきました。
ソーラークッカー全国大会 2日目 11/3です。
朝、渡良瀬川沿いの現地は霧におおわれており、大会はどうなることやら?と思っていましたが、設営をする頃には晴れて綺麗な青空が現れました!
きらめくソーラークッカーの花盛り。風が結構強かったのでクッカーが風にあおられることもあったようですが、焼き芋やケーキ、目玉焼きなどが調理できたりで良い熱量が得られていたようです。
それぞれが作られているクッカーのご紹介や実演、一般愛好者が見つけてきた面白いソーラークッカーの展示など、いろんなものを見ることが出来ました。
初回で、関東でコアに稼働されている方が半数ほど参加、あと半数が新しい方ということでした。今後開催される時はより大きな会になるような気がします。そうなるといろんな奇抜、技巧的なものが見れてより楽しそうですね!
ソーラークッカー全国大会 2日目 ぬくみねっとのターンです!
さて、前日に沖さんと合流できまして、厚意にて2日目の展示をお手伝いいただけることになりました!
地面に杭のような金具を指して展示物を立てる形で考えておりましたら、大会の連絡内に、「現地は芝生なので大きな杭が立てられない」と書いてあるのを関東入りしたのちに見つけました。
ということでどうしたものかと思っていましたが、運営の足利工業大学さんに長机をお借りし、それに結んだりすることでなんとか2種類のぬくみちゃん台を立てることが出来ました。
多くの方に興味深くご覧いただき、とても有意義な実演となりました。
良い天気で温度はぐんぐん上がっていったのですが、思ったより早めに温度のピークを迎えて、終了時の最高温度は57度程度でした。
これでも十分に温かく使いではあると思いますが、朝の開始が若干遅めになったこと、風がかなり強かったことが伸び悩みの原因かもしれません。
あと、その時に気づいたのですが、関東と九州では太陽が登り、そして降りていくタイミングに時間差(約40分)があり、これが温度ピークの時間の早まりに関係してそうです。
一方で関東では同じくらい朝が早めに到来します。これは九州に対してはアドバンテージかもしれません。
ということは、関東で使う場合は、朝のメリットを生かしより長時間加熱になるようにしたいところです。
また夕方に冷えにくいように、ぬくみちゃんの東側に反射材を張っておくなどの工夫をしてもよいでしょう。
ソーラークッカー全国大会 2日 追記です。
幸運にもソーラークッカー全国大会 第1回に参加させていただくことが出来ました。
私は特殊なモノづくり屋で、作っているものもソーラークッカーの世界では亜流の亜流だと思います。多くの方が精緻だったりユニークなものを作られている、その域に達しているかどうかはわかりません。
それでも今回温かく迎えて頂きました。工業製品でありユーザーで特に工夫のしようがない太陽電池に比べると、太陽熱、特にソーラークッカーの分野は定番や正解というものがなく、いろんな可能性があると思います。
講演会でも聞いたのですが、海外で行われているソーラークッカーのイベントでは、その技術の高度さというものが要求されるということはなく、より多くの一般市民が、思い思いにユニークなソーラークッカーを制作して持ち寄りクッキングを楽しんでいるようです。
日本でもそのように、楽しみやライフタイルの一環としてソーラークッカーを自分なりに自由に作ったり、使ったりして楽しむという文化が出来れば良いですね。
今回のイベントを開催・運営されました足利工業大学の中条先生、大和田様に感謝いたします!
また展示の設営・撤去にご協力いただきました沖さんにも大変お世話になり、ありがとうございました!
(沖さん)