やかんの注ぎ口に蓋
温水箱に入れるやかん、多少工夫することで水温を若干上げることが出来そうです。
その1つが注ぎ口の蓋です。
料理を加熱調理して器に載せたとします。そのまま放置したら冷えていきますが、ラップをかけるとより長く温かい状態を維持できます。
この考えからすると注ぎ口を密閉すればごくわずかでも熱が逃げるのを防ぎ、温度を保つことが出来そうです。実験でもわずかながらその効果がありました。
一方でその効果による温度差はごくわずかなため、今回1月より連続して測定しているベランダの温水器では、注ぎ口の密閉はやっていません。それまでは注ぎ口を毎回ラップで密封していたのですが、ラップの残骸が増えていき、どうにもエコとはかけ離れてしまいます。
注ぎ口の蓋で、多くの人が親しんでいるのは笛吹ケトルの笛部分なのではないでしょうか。これはお湯が沸騰したのを教えてくれる便利なものですが、すべてのやかんについているものではありませんし、後付できるものではないでしょう。
やかんの注ぎ口をいかに密閉するか。最初にイメージしたのは水差しの注ぎ口の蓋です。注ぎ始めると自動的に開きます。この形ならば紛失もしないし衛生的でよさそうですね。
ただ、これがついていて、かつ黒色のやかんを探してみても見つかりませんでした。
将来的に専用のやかんを作るようなことがあればこの機構はつけたいのですが、今回は見送りのようです。
アルミ製でやかんの口をすっぽり覆います。一方で気密性がないので埃、虫などの混入防止用といえそうです。熱対策としては密閉できない時点で候補にはなりづらいです。
ここまでは以前から考えていて、なかなか良い対策がなさそうで後回しになっていたのですが、
最近 やかん / 蓋 / 食品衛生法
などのキーワードで探しているうちに、「科学実験関連の品ならば無毒品も置いてあって良いのかもしれない」と思いつきました。
このような品ならば、試験管の蓋としていろんな品が用意されています。
そこで調べたうちの一つを購入してみました。
シリコーン製の蓋です。主に試験管の蓋として使うようです。
内側に返しがあって、密着性が十分にあります。
シリコーンゴムは赤ちゃんのおしゃぶりなどに使われる無害な素材なので、温水箱での利用も良いのではないでしょうか。
なるほど。気密性はありそうです。抜き差しも問題ありません。
少し大きいようにも感じますが、そのほうが無くなりにくいし、取扱いが便利かもしれません。
これはこれでそのまま使うことが出来そうですが、もう一種違う品を試してみようと思います。