太陽熱って何?どう使うのだろうか2
ちょっと硬い話が続きますが、ご辛抱くださいませ。
さて太陽光ですが、当然ながら太陽から発せられて地球に届いた光ということになります。
太陽の光は異なる特徴を持つ光で構成されていて、大きく分けると赤外線、可視光線、紫外線となります。
光は波の性質を持っていて、波の長さを波長というのですが、赤外線、可視光線、紫外線で波長は長~短と変化します。
赤外線は熱線ともいい、直接体にあたると熱を感じられます。熱のエネルギーを運んで当たった物体を加熱することが出来るのですが、目に見ることはできません。
火に直接触るとやけどをしますが、遠くから手をかざしただけでも暖かいですよね。
可視光線は人間の目で見ることが出来る光です。目の中の網膜に当たることで信号に変換されて脳で感知されます。物にあたった際は跳ね返されるか、または物に吸収され熱を発します。
物によってどの色を跳ね返すかの違いがあるから、海には海の、草花には草花の独自の色があって、これが人が物を判別するときにとても役にたってますよね。
紫外線は人間の目で見ることができません。人の皮膚にあたると日焼けを引き起こします。殺菌性を持つため、紫外線ランプが食品工場の殺菌装置に使われたりすることがあります。
太陽光のうち、約52%が赤外線、約42%が可視光線、約6%が紫外線ということです。
ここで注目すべきことは
・目に見えない赤外線が太陽からの光の多くを占める。
・赤外線が熱を伝えるのはよく知られているかもしれないが、可視光線や紫外線も最終的には物体に当たり熱に変換される。
ということでしょう。