ぬくみ実験(5)温め始めの水温 汲み置きの効果
昨年の暑い時期には、少しでもぬくみちゃんの水温を高めようとして水の汲み置きを行っていました。
今年はある程度条件を揃えるために、水道から水を汲んですぐに温水箱に入れています。
しかし、その場合は真夏でも開始水温は20数℃です。
真夏は朝から気温が30度を超えることもあります。それならば前日夜から水を汲んでおけば水温はほぼ気温と同じになり、最終的な水温も高くなりそうです。
ということで、ほうろうの黒やかんに水を汲むときに、片方はそのままの水道の水温、もう片方はお湯で水温を10度近く上げました。
背面と底面の内側にアルミ板の反射板を取り付けて、南に向けて実験を行いました。
結果ですが、早朝から8時半ころまでは、水道から汲んだほうは気温の上昇に併せてじわっと温度を上げていき、逆に気温より高めだった、お湯で温めておいたほうは温度が下がりました。
太陽の光があたりはじめる8時半までに水温の差は7度ほどありました。そこから太陽の光で加熱していくのですが、グラフの通り温度差は狭まっていき、最高温の16:00頃には
1度しか違いませんでした。
夕方にお湯を使うという使い方ならば、それほど汲み置きの恩恵は得られない、といえそうです。