ぬくみ実験(6)温水箱と汚れ

今日測定したばかりの実験です。

温水箱を運用する上で、アクリルの上に乗った汚れが気になることがあります。最近はそれほど気にはならなくなりましたが、黄砂ピークの3~5月は少し放っておくと粉っぽい汚れが乗っていました。この時期には花粉も飛んでいますのでそれらの混合したものじゃないかと思います。

昔、大掃除のたびに蛍光灯の蛍光管を外しては固く絞った雑巾で拭いていました。蛍光管が汚れればはっきりと暗くなり、拭くと結構明るさを取り戻しました。
それならば温水箱にも汚れと温まり方との関係がありそうです。
汚れていない方が加熱能力が高いと予想できます。

2014-06-29 08.33.24

2つの温水箱を南側に向けて、片方は綺麗なまま、もう片方には仏壇の線香の灰を拝借して吹き付けました。ちょっと粉の乗り方にばらつきはありますが、最も黄砂か花粉がひどいときはこの程度の汚れにはなるんじゃないでしょうか。正面と両側面に吹き付けました。

hatake140629

 

結果ですが、予想通り汚れていない方が加熱能力が高く、温めはじめからじわじわと差が付き、最高温の16:00頃には約1度の差がつきました。粉がふいたような汚れでも加熱を妨げることがわかります。
ピークを迎えた後はそれぞれ温度を下げていくのですが、18:00頃から汚れのないほうが、僅かですが早く冷めるという結果になっています。これは汚れが温水箱からの熱の放散を妨げて熱を保つ効果を発揮しているのではと考えます。

上の結果から、汚れによる加熱能力の低下は起きますので、汚れが目立つならばふき取る方が良いと思われますが、上の結果でも1度程度なので、僅かに粉っぽく乗っている程度ならば毎度拭かずとも十分にお湯を加熱することが出来るといえそうです。

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