温水箱はごくごくシンプルな設計です。閉じたアクリル箱から熱せられた空気が逃げないことで保温効果を発揮していると考えています。
また、ぬくみB2型では本体と扉が接するあたりにアクリル棒を張って空気が通り抜けにくいようにしています。しかしこれらがどのように熱が逃げるのを防いでいるかを確認したことがありません。

2014-05-22 07.10.49

そこで実験です。
片方は通常のまま(扉に僅かな隙間有)とし、もう片方は上の写真のように扉を若干開けて固定しました。隙間は最大1cm程度ありました。

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 結果ですが、朝から12時過ぎまでは、隙間のありなしで特に差は出ていません。
しかし13:00以降は隙間がないほうが温度が高くなり15:00には2度の差がついています。

次に、片方は通常のまま(扉に僅かな隙間あり)、もう片方の扉はセロテープで目張りをして熱せられた空気が逃げないようにします。
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結果ですが、太陽の当たり始めから目張りをしたほうがより高い温度になり、11時頃からその差はぐっと開き15:00頃は3.3度の開きとなります。

これらより、温水箱の密閉度を増すとぐっと加熱能力が高まるといえます。

熱せられた物体は、周囲との温度差が高くなるほど熱が逃げやすいという性質を持っています。
温水箱では、やかんとその周囲の空気の温度差が重要と思われます。密閉度が高いと温水箱の中の空気温度はその分高くなり、やかんが冷えにくく、結果として水温が高くなるものと思われます。
現在の構造でも一定の保温性を発揮していると思いますが、しっかり目張りするだけで3度強も水温が高くなるならば、これは絶対に温水箱の構造に取り入れるべきでしょうね。