ぬくみ実験(1) 同じ条件での測定

 さて、梅雨に入ったり、アパートが塗装やり直しに入ったりで家のぬくみちゃんの実況すら手につかない日々だったのですが、エコビレッジの整備に駆り出されることも多くなりまして、竹や木と戯れておりました。

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しかし、畑での実験は地道に続けていました。
いろんな条件を振って測定するのはなかなか楽しいことです。
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ということで、結構長いシリーズになるかもしれませんが、実験を行った結果について公開していきます。

実験は、2つのぬくみB2型の温水箱を木の台に置いて、やかんを入れて温度データロガーに温度推移を記録することで行います。
温度ロガーはT&Dのおんどとり TR-71Uです。

本当は2つの温水箱をしっかり離して、それぞれが緩衝しないようにしたいところです。しかし使ったロガーの熱電対(温度を測るセンサー部)が短いもので、写真のように近づけるしかありませんでした。
熱電対を延長する、という手もあったかもしれませんが、まあ温水箱が多少近くても測定結果には大きな影響は与えないだろう、と気軽な考えで、上の写真の通りでずっと実験しています。

最初にいろいろと楽しそうな実験を優先していて、肝心の、「2つのセンサを同じ条件で計測して、誤差がないのかを確認しておく」というのが完全に後回しでした。

なので、今回の実験は今日まさに行ったものです。

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2つの温水箱は、ぬくみB2型、背面と底面の内側に艶消しのアルミ板が備わっています。
やかんはほうろうの黒やかんです。2つとも同じ品です。
温水箱は南に向けて、2つの温水箱は南北に並べてあります。

比較すると、温度の推移はほとんど違いがないことがわかります。
50℃付近では、北側の温水箱のほうが南側のものよりわずか温度が高くなっています。
これは、北側の温水箱のほうが、木の台の反射をより受けている、などの理由によるものなのかもしれません。とはいえその差も0.4℃未満程度です。
2つの温水箱は、この配置でも極端な測定値の違いを出さない、といえそうです。

グラフはご覧のとおり、綺麗な曲線というわけでなく、雲の状況に併せて登ったり落ち込んだりしています。
晴天の時に全て測定できるとさらに良いデータになるのかもしませんが、まあ両者の違いを見ることが出来ればよいだけですので、このシリーズではあまりこだわらず、データをとれたまま、曇りなら曇りで、お見せできればと思います。

 

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