研究日誌*住まい窓の断熱から学ぶ

ぬくみねっとは学ぶ。

ぬくみねっとスタッフは、工事やもの作りは経験していますが、熱に関してはぬくみちゃんの成長と共に学んでいます。

fliri3

これはFLIR社のi3というサーモグラフィです。物の表面から発せられる赤外線を測定し、その温度を画像として表示します。

最も廉価版で、見える範囲も限られ更新速度も遅いのですが、太陽電池表面の欠陥を表面温度から確認出来るので仕事用として購入しました。

一方でぬくみちゃんの研究にも使おうと思っていますが、まだ本格的に活用は出来ていません。

さて九州北部もこのところ寒さに襲われており、少しでも温かく過ごしたいといろいろと考えていました。自室の窓は特に何の対策もしていない一重のガラスで、夜になると窓から冷気がどんどん下りてきて部屋の温度を下げていました。

以前はこのガラスに、断熱シートを吸盤フックでぶら下げていたのですが、効果の割には手間もかかり吸盤も良く落ちていたので、今年は全く使用していませんでした。
今回試しに、この断熱シートを、窓の下側に立てかけてみました(フックが見当たらないので)。

すると、このシートが窓の下側から漏れ出る冷気をかなり抑えて、冷えもかなり緩和されました。
窓で冷えた空気が下に降りてくる「対流」を止めれば効果がある、ということに気付いたのです。

これは良い!

ということで、寝室のベッド近くの窓をある程度断熱対策することにしました。夜に寝ていると、窓から冷気が下りてきてとても寒い思いをします。

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対策前です。すでに柔らかい断熱シートを張っていました。これは断熱のための空気層もあるのですが、窓に直接張り付けているためそれ自体が冷えて、結局屋内側に水滴が沢山ついていて、役に立ちません。空気層の中にも水が入っているという本末転倒っぷりでした。
さすがにこれは剥がしました。

断熱材と窓との間に隙間を空けて、かつそこに冷気がたまって下に抜けないようにすれば良さそうです。ということで
hamonikaboard

ホームセンターでポリカーボネートの透明断熱ボードの一番安いものを買ってきました。約900×1800なのでトールボディの軽自動車の助手席側を倒してようやく入りました。

これを長手方向を横にして、窓枠の下側に綺麗にはまるように切りました。

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上側は完全に覆えませんが、窓の開け締めも行いますし、予算の都合ということでこのまま使用します。暗くなりますが光は通ります。

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夜10時になり、外はぐっと寒くなりました。サーモグラフィの出番です。

IR_0055

窓より上側の温度です。真ん中の横方向青線は天井と壁の境目です。ここが10℃と結構冷えていました。構造上断熱材を入れにくいところなのかもしれません。
ちなみにここは集合住宅の2階で、軽量鉄骨造だと思われます。
天井は11℃、窓より上の壁は12.7℃です。

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カーテンを閉めた状態での、カーテン中央の温度は11.6℃。

IR_0060

カーテンを開いた状態での窓上部のガラスの温度は7.2℃。少し結露しています。

IR_0061

窓下側の断熱ボードの温度は11.4度。窓よりは温度低下を抑えられています。

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窓の下側の壁は9.3℃。ここも冷えています。シートや布で覆うなど対策が必要でしょう。
IR_0063

ベッドのシーツ上は12.4℃。

断熱ボードを窓枠にはめたことで、夜、冷気の侵入は結構抑えられているように感じました。
翌日断熱ボードの上を見ましたが、結露はわずかあるものの、窓の上のようにビショビショになるほどではありませんでした。結露で窓枠が痛むのを防ぐという目的は達成できるかもしれません。

ちょっとの工夫で過ごしやすさが改善出来たのは有り難いですね。目視化することで効果と、残った課題も明らかになりました。

こうやって熱のことをまた一つ知ったぬくみねっとでした。
ぬくみちゃんにも何等かの形で生かしたいですね。

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